校長からのお手紙 | letter from the principal

2019.1.15 第243号-Still Rugby will refresh the world.-

先日、戦時中に対外試合を禁じられた東大ラグビー部員の先輩方が、
学徒動員前の「人生の区切り」として密かに敢行した
幻の東大対京大戦の実話を元にしたドラマについてご案内させて頂きました。

キミに最後の別れを
~永遠なれ ラグビーの青春~
http://www4.nhk.or.jp/P5471/3/

私は何度も泣いてしまいました。

NHKオンデマンドでまだ見れます!
https://www.nhk-ondemand.jp/share/smp/#/share/smp/goods.html?G2018094299SC000

ドラマには、先輩達が東大ラグビー部の部歌を歌うシーンが度々ありました。
ドラマのフィナーレには、2018年に行われた東大対京大戦の試合の模様が、
健コーチが豪快に突進する様子や
太郎コーチが華麗にパスをさばく様子ともに紹介されました。
そして、試合後のアフターマッチファンクションで両校が部歌を歌い
エールを交歓する様子が放映されました。
本校のコーチ陣が部歌を歌う勇姿もばっちりカッコよく放映されました。
私も大変嬉しかったです。

部歌の歌詞に下記のフレーズがあります。

when you and l are dumb
(いつかお前と俺が死んだとしても)
Still Rugby will refresh the world.
(ラグビーはなお世界を一新しているだろう)

この歌詞で唄われた「ラグビーが世界を一新する」という情景が、
毎週水曜日のラグビーを楽しみに本校に通ってくれる子供達と
先輩達の後輩である私達の姿に歌詞が重なりました。

学徒出陣直前の京大戦の前後に先輩達が
肩組んでこの歌詞を歌う様子に、
私は涙を止められませんでした。

よい機会なので、東大ラグビー部の部歌を
下記に全文英語原文にてご紹介したいと思います。

l hear from winters long ago
Resounding to the frosty sky
The shouts of “Feet,feet,feet!””Go low!”
the splendid roar that hail the try.

l hear from winters yet to come
Those old glad cries from new throats hurled,
And feel when you and l are dumb,
Still rugby will refresh the world.

これは、大正13年に東大講師として来日していた
英国人エドマンドブランデンさんから贈られた詩です。

僭越ながら私なりに口語体で日本語訳させて頂くと下記になります。

===
l hear from winters long ago
昔から冬になると聞こえてくる

Resounding to the frosty sky
凍てつく空に響き渡る

The shouts of “Feet Feet Feet!””Go low!”,
足だ!足!足!低く行け!と叫ぶ声

The splendid roar that hail the try.
トライを賛美する壮麗な雄叫びが

l hear from winters yet to come
これから巡りくる未来の冬にも
きっと聞こえてくるはずだ

Those old glad cries
あの古き歓喜の雄叫びが

from new throats hurled,
また新しき喉から発せられる

And feel when you and l are dumb
そして感じたんだ
たとえ君と僕が死して沈黙していても

Still rugby will refresh the world.
ラグビーは世界を一新しているだろうと
===

明日もまた、先輩達が唄われた
ラグビーが一新する世界の一コマです。

きっと空から見守っていてくださる
先輩達に感謝して
心を込めて授業をしたいと思います。
よろしくお願いします。

東京セブンズラグビースクール
校長 村田祐造