校長からのお手紙 | letter from the principal

2019.1.9 第221号-永遠なれ ラグビーの青春-

【校長からのお手紙】
~永遠なれ ラグビーの青春~

親愛なる学生コーチ諸君・
保護者様・生徒の皆さんへ

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この頃、東大ラグビー部員にも
「一生の区切りをつけたい」という思いが募った。
「一生の思い出の試合となれば対京大戦であった」
「戦死する前に最後の伝統の京大戦をやろうではないか」
===

本校に関わる皆様に、ぜひご覧頂きたいドラマが
1月12日土曜日夜9時から10時半までにNHKBS放送にて放映されますので、
下記にご案内致します。

キミに最後の別れを
~永遠なれ ラグビーの青春~
http://www4.nhk.or.jp/P5471/x/2019-01-12/10/6583/2779279/

時は昭和18年。
76年前の日本。
主人公は、東京帝国大學と京都帝国大學のラグビー部から学徒出陣した、
私達の大先輩達です。

したがって、このドラマが描く青春の半分は、
私達が毎週ラグビーの練習をしている東大駒場ラグビー場で実際に起こった出来事です。

冒頭の文章は、ラグビー解説者の
藤島大さんのコラム 「友情と尊敬」
http://www.suzukirugby.com/column/no_36.html
からの引用です。

銃後の家族と国民同朋の命を守るために、
たった一つしかない命と青春を差し出さねばならなかった当時の苛烈な運命。
その戦いに赴く前に好きなラグビーで一生の区切りをつけたい
という切なる先輩達の想いとは…

劇中、先輩達が着ている緑と黒のジャージは、
通称「すいか」と呼ばれる伝統のジャージです。

私達の学生時代の地獄の夏合宿、
秋の公式戦であのジャージを着たくて、
ふらふらになりながら「すいか!すいか!」
と叫び歯を食いしばって必死に走りました。
そのようにして掴んだすいかに袖を通す時はいつも緊張したし、
背筋がピンと伸びて、胸に熱いものが込み上げました。
それが先輩達から受け継いだ伝統のすいかの重みでした。

このように伝統が受け継がれて今があるのだと改めて自覚したいと想います。
先輩達の苛烈な青春を想えば、
私達が過ごした地獄の夏合宿は、
本当に本当に幸せな天国だったのでした。

先の大戦において積み重なった莫大な犠牲の上に
今の平和があるという事実を深く自覚し、
感謝しながら今を大切に生きたい
と私は切に切に想うのです。

そして今、東大ラグビー部の後輩である学生諸君が指導者となり、
子供達と元氣に楕円球を追いかけ、
輝かしい笑顔と歓声が溢れています…

今の駒場ラグビー場の姿を、
先輩達はどんな想いで観てくださっているだろうか…

先輩達が命懸けでつないでくれたパス。
有難くかたじけなくて涙が溢れて参ります。
心から感謝して私も視聴したいと思います。
皆さんもご都合よろしければぜひご覧くださいませ。
出来ましたら感想等お聴かせ頂けましたら幸いです。

ご案内まででした。
よろしくお願いします。

東京セブンズラグビースクール
校長 村田祐造