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校長からのお手紙

どっちがいい?選択の自由

校長からのお手紙
(2022年4月29日)

校長のムラタぐです。

指導者をやっているとつくづく指導とは難しいものだと思います。

例えば

AとB どっちがいいか?

迷う時があります。

指導者としては
Aが正しいと思っていても
子供はBがいいと言う。

さてどうしよう。

いや、BではなくてAをやりなさい。

というコミュニケーションはなるべくやりたくありません。

子供の意思を否定してこちらの答えを命令してしまうと、子どもから考える機会や意思決定のチャンス、判断力と決断力を養う機会を奪ってしまうからです。

危険回避のための緊急対応時は別ですが…

私としては
なるべくなら子供の意思を尊重してこんな対話をしたいです。

AとB どっちがいいと思う?

B!

おおーなるほど。
○○くんはどうしてそう思ったの?

○○だから!

なるほど。その気持ちわかるよー。
そうだねー。

○○という理由で
AよりもBの方がいいという
考え方もあるよね。

そこで新しい視点をキミに
プレゼントしよう。

□□と言う理由でAと言う考え方もある!なるほど。うーむ。
そういう考え方もあるのかー。

さて、この考え方もあると
知ったら○○くんは
どっちかいいかなあ?

(それでも)B!

そうかあ。
じゃあBでやってみるか!

→成功するか失敗するか
何が起きるか見てみる

失敗したらそこから学んでいく。

そしてまた聞いてみる

AとBどっちがいいかなあ。

子供自身が自ら

次はA!

と選ぶときもあれば…

B!

と選ぶ時もある。

そこでまた
振り出しに戻るか
あるいは
AのメリットもBのメリットもとれる
ウルトラC案を一緒に考える時もあったりして…

強制的にAをやらせてしまうよりも
素敵な事が起きる事が多いです。

何をすればいいか
はっきりわかりやすく
指示命令型の指導

何をすればいいか
問いかけて子供の意思や考えを
尊重する成長支援型の指導

どちらがいいかなあ?

先日の指導の現場でも
そんな葛藤がありました。

私としてはケースバイケースで
最善を尽くしたいです。

至らぬ事も多く反省。
それでもついてきてくれる
子供達に感謝。

ごめんねとありがとう。
校長からのお手紙でした。

東京セブンズラグビースクール
校長 村田祐造

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