2018.10.16 第231号-ACTブランビーズから学んだこと-

先週は、世界的なラグビークラブであるACTブランビーズの
育成コーチのロッキーさんとサミーさんが本校の生徒達に
特別レッスンをしてくれました。

GMのトム曰く、ロッキーとサミーは
ACTブランビーズの本拠地であるオーストラリア首都キャンベラで
小学校や幼稚園を巡回して同じような指導をして
ACTブランビーズのファン獲得と
子供達がラグビーに興味をもつ種まきをしている
コーチなのだそうです。

ロッキーとサミーは、エンターテナーのように
明るく楽しく指導してくれました。

終了後に、この世代への指導のポイントは何ですか?
と質問したら

It’s fun and competitive!(楽しく競争することさ!)

とシンプルかつ明確な指導方針がかえってきました。
上記のポイントには、学生コーチ陣も、感銘を受けたようです。

また、ロッキーとサミーが子供達の注意の引く方法として
ヘッド!といて頭に手を置かせて話の聞かせる事が
とても参考になったようです。

来週から俺たちもマネしよう!と意気込んでいました。ナイス!

私が最もびっくりした事は、別のポイントでした。

それは、彼らの練習メニューに、
オーストラリア代表(ワラビーズ)の選手が得意としている
「ジャッカル」や「パンチパス」というマニアックなラグビースキルの要素が
楽しく理にかなった形で埋め込まれていたことです。

国の代表選手がやるべきプレイが
育成年代の練習メニューにしっかりと落とし込まれている事に
私は衝撃を受けました。

実は、オーストラリアのキャンベラには、
オーストラリア国立スポーツ研究所(AIS)という施設があります。
シドニー五輪やアテネ五輪でのオーストラリア代表選手のメダル量産に
つながった施設と言われていいます。

AISやそのお膝元のACTブランビーズでは
スポーツ科学に基づい強化と、国の代表から育成年代までの
一貫指導が研究されているのではないかなと想像しました。

実は私も、2003年のW杯でラグビー日本代表コーチを経験して
育成年代のラグビーには、こういう要素が必要だよなと感じる事を
このラグビースクールの授業に活かしているつもりなのですが・・・

彼の地では、そのような地道な試みがそこで行われて
その試みが幾重にも折り重なってACTブランビーズと
ワラビーズの強さが生まれているのかなと感じる事ができました。

私は今回、彼らの強さの秘密の一端を感じることができました。
さらにその秘密を本校の生徒達と一緒に味わう事ができて
私はとても幸せでした。

また、今回私が最もうれしかったことは、
国際交流して海をこえる友情が育まれたことです。

練習後、子供達はロッキーコーチやサミーコーチに
握手やサインを求めていました。

また、学生コーチ達がACTブランビーズのコーチ陣と
ジャージの交換をしていました。

ACTブランビーズのGMのトムが
私にブランビーズのジャージをプレゼントしてくれたので
私も自分が着ていたスクールの紺色Tシャツをプレゼントしました。

トムは嬉しそうにすぐにそれを着てくれました。
私も彼がくれたブランビーズのジャージを着て
スクラムのように肩を組んでにっこり笑って記念撮影しました。

ジャージ交換は、ラガーマン同士の友情の証です。
海を越えた友情って素晴らしいですね。

GMのトムとはジャージ交換した仲なので
また来てね!としっかり頼んでおきました。
再会を楽しみに待ちたいと思います。

教えることは学ぶことです。
今週の練習から、ブランビーズから学んだことを存分に活かして
学生コーチ陣と素晴らしい授業を実施したいと思います。

よろしくお願いします。

東京セブンズラグビースクール
校長 村田祐造